中国メイクと韓国メイクの違いとは?中国メイクはチャイボーグ?
2018年頃からじわじわとその名前を聞くようになり、2020年に流行ると言われている『中国メイク』ですが、これまで流行していた『韓国メイク(オルチャンメイク)』との違いはどこにあるのでしょうか?
今回は中国メイクと韓国メイクの違いをまとめてみました!
中国メイクと韓国メイク違いその1 ベースメイク
韓国のベースメイク
韓国メイクのベースは艶を重視しています。
年々メイクは変化しつつも艶ベースなのは変わらず、その中で「艶肌」「生肌」「水光肌」など、様々な呼び方が生まれました。
肌に艶を出し、自然な印象に見せるのが韓国のベースメイクです。
以前はチークレスが主流でしたが、最近はほんのりチークを入れるメイクも増えてきました。
中国のベースメイク
中国メイクのベースはセミマットorマットなベースメイクとなっており、自然らしさよりも作り込んだ陶器のような美しさを目指します。
また中国では色白が好まれるため、ベースメイクも美白に仕上げる方が多く、本当に人形のようにみえる様なベースメイクになっています。
より色白に見せるためか、血色感をプラスする役割を果たすチークはつけないことが多いです。
中国メイクと韓国メイク違いその2 眉メイク
韓国の眉メイク
韓国の眉メイク並行の太眉が基本となっています。
最近ではアーチ眉も人気のようですが、やはり並行眉が韓国メイクのポイントとなっています。
太めで眉尻は目の幅より若干長いくらいで短めなのが特徴です。
太さがある分色は薄めでふんわり柔らかい印象になるよう眉メイクしていることが多いです。
短めの眉は若く、可愛らしい顔立ちに見える利点があります。
中国の眉メイク
太眉なところは韓国と同じですが、長さに大きな違いがあり中国の眉メイクは眉尻が長いことが特徴です。また韓国の並行眉とは違い眉山もしっかりと作り、眉尻は若干下げ気味に描いている方が多いです。
眉色も濃く、はっきりと眉を書くことでりきっとした印象に仕上げています。
長めの眉は大人っぽく品のある顔立ちに見える利点があります。
中国メイクと韓国メイク違いその3 アイメイク
韓国のアイメイク
韓国のアイメイクは目じり側のアイラインを下げてたれ目に見せるのがポイントです。
目尻側の三角ゾーンに暗めのアイシャドウを塗ってよりたれ目に見せるメイクが流行ったこともあり、優しい目元になるよう意識していることが分かります。
アイカラーはオレンジ系が人気です。
涙袋にもキラキラのシャドウを乗せてうるっとした目元に仕上げます。
韓国メイクのアイメイクはナチュラルさが大切です。
中国のアイメイク
中国のアイメイクは目を開いてもしっかりと見えるくらいの太目のアイラインが特徴。
また目尻側は長く引き目の横幅を強調します。
アイシャドウにはあまり派手な色は使わず、締め色に使う濃い目のアイシャドウも目尻中心に置くことがポイントです。
またベースメイクをマットに仕上げているためか、ラメがたくさん入ったアイシャドウを使用している方も日本や韓国と比べると少ないです。
まつ毛はとにかく直角にばしっと上げている方が多いです。
目元のインパクトを強く意識しているような目力重視のメイクが中国式です。
中国メイクと韓国メイク違いその4 リップメイク
韓国のリップメイク
韓国のリップメイクと言えばグラデリップです。
唇の中央に濃い色を乗せ外側に向かってぼかしていきます。
特にレッド系などの色の濃いリップはそのまま塗らずにグラデリップにして抜け感を出していることが多いです。
ティントリップを使うと綺麗なグラデリップが作りやすいのでおすすめです。
最近ではくすんだカラーのセミマットなリップも流行しています。
中国のリップメイク
中国のリップメイクは真っ赤な赤リップがポイントです。
日韓で大流行したグラデリップですが、中国ではその概念は薄いのかあまりみたことがありません。
単色ではっきりと色を乗せていることが多いです。
もちろんベビーピンクなどのカラーを使用することもありますが、顔がはっきりして見える赤系やレッド系が主流のようで、マット~セミマットなリップを使用している方が多く、グロスでぷるぷるに仕上げているリップメイクはあまり見かけません。
中国メイクと韓国メイクの違いとは?
韓国と中国のメイクの違いですが、下のようにざっくりとまとめてみました。
韓国メイクの特徴
・艶肌
・並行眉
・たれ目メイク
・グラデリップ
中国メイクの特徴
・セミマット肌
・眉山ありの眉尻長めの眉
・太めアイライン&垂直に上げたまつ毛
・マット~セミマットの赤リップ
韓国は自然さや抜け感が重視され、さらにリップはグラデーションにするなど、バランスの取れた丁寧なメイクが特徴です。
中国メイクはとにかく元々の顔をよりはっきりと見せるメイクが特徴で、ナチュラルさよりもしっかりと作り込んだメイクになっています。
(これは『中国メイク』のもう一つの呼び方『チャイボーグメイク』にも表れています。)
日本のメイクやオルチャンメイクに慣れている日本人にとって中国メイクは少し厚塗り感や不自然さを感じてしまうところもあるかもしれません。
また、中国メイクは少し気が強そうに見えるメイクでもあります。
可愛らしさを大切にしている日本や韓国とは異なり、中国では意思表示のはっきりしている女性が美しいとされていて、そういった文化的な背景もあり、強く大人っぽい顔立ちに見えるメイクが主流になっているところもあるかもしれません。
また、中国では内面の美しさが重視されており、見た目よりも中身の方が大切と言った価値観が強いので、日本や韓国に比べると普段メイクをしている女性が少なく、メイクをする女性はするがしない女性はほとんどしないという時代が長かったようです。
女性の化粧が身だしなみの一つに入っている日本とはだいぶ違う価値観ですが、『自然が一番美しい』という中国の価値観の強さもあり、メイクも元々の顔立ちを強調した意思の強そうにみえるメイクになっていたり、黒髪の女性が美しいとされているようです。
また、以前は日韓に比べて化粧をしている女性が少ないと言われていた中国ですがここ最近では違い、化粧に関心がある若い女性も多く、メイクをしている女性が増えているそうです。
これにはSNSなどの影響もあるかもれませんね。
SNSの発達により日本でも韓国や中国など、海外で流行しているメイクを取り入れることが普通になり年々メイクの幅が広がっていると感じます。
2020年は『中国メイク』に注目です!